日曜日に、新作映画
を見に行ってきました。
そのインプレです。
見終わった感想は「なんじゃコリャ」。
観る前からつまらないんだろうな~と想像はしていたが、その想像を超えるつまらなさ。ダメな映画でした。
まぁ要するに、ゴジラです。
ゴジラが出てきて建物ぶっ壊して、もっと凶暴なメカゴジラが現れて、ゴジラとメカゴジラが戦って、ゴジラが勝ってよかったね、って感じ。
で、ゴジラがプレデターなんですな。まぁ、そりゃそうだよね。元の映画を比べても、ただのモンスターのエイリアンに対して、発達した文明と思考能力を持つプレデターですから、当然プレデターが人類の味方になってくれないと困るわけで……。
なんだかんだと、2時間ぐらいの映画だったと思いますが、実に無駄が多い。無駄が多いくせに描写不足。っていうか映画全体から「エイリアンもプレデターも十分有名だから、もうコイツらの怖さについては描写しなくていいでしょ?」感がひしひしと伝わる。舐めてる。客は舐められてる。
いやまぁさ、分かるよ。どっちも知ってるから見に行くんだよ。そりゃそうだよ。だけどさ、映画の序盤で(後に超無意味と分かる)専門家集団の描写してるヒマがあったら、エイリアンとプレデターが2004年という時代で出会う理由とか、ほんのり描写して欲しかった。エイリアンって、確か相当未来の話だよね? 違ったっけ。プレデターはベトナム戦争が最初だよね? その辺の帳尻あわせはしないまま、殴り合って斬りあって最後は爆発。
もうね、アホかと。
映画の序盤30分ほどを使って、なんか超巨大企業っぽい会社が世界中から様々なジャンルの専門家を集めるっていう描写があるんだが、これが後から考えると実に無意味。全く無くていいぐらいだ。あの発掘シーンなんて、エキストラ代がスーパー無駄だ。
字幕で「考古学者」って紹介するだけで済む程度のことを、延々と10分以上使って説明している。
さらに言うと、プレデターが100年前に地球に作っておいた神殿が南極にあるんだけど、そこに到達するまでの描写がまた無駄。
さらにいうと、主人公は氷の世界のスペシャリストと言う設定なんだけど、散々巨大企業の社長に向かって「氷の世界をナメるな」とか「あなたの決断は間違っている」とボロクソ言っておいて、結局氷の世界をナメてたから酷い目にあいました、っていうことは無い。
無いんだったら、最初から描写すんな! アホか! まったくディティールを広げることになってない。むしろ描写しないほうが世界が広がる。
無駄な描写が各所に多い。例えば…
銃を華麗に扱う短髪のかわいい女性がいて、考古学のヲタ学者がいる(プレデターの建てた建物に移動する間に、そういう描写がある)。
彼らを含む探検隊が部屋に到達して、調査終了。んじゃ次の部屋へ、って時に短髪の女性とヲタ考古学者はその部屋に残って撤収作業をしろ、と命じられる。
で、命じられて女性とヲタは顔を見合わせる。
で、だ。
その後、ヲタ考古学者は一言も発しないまま死亡。
短髪女性は銃を一発発砲したのと「ううぁー」という悲鳴だけで死亡。
あのさぁ。
ただの死に役に、キャラつけすぎなんじゃねぇの? そのキャラ設定、本当に必要だった?? 大体考古学者、一言も喋ってねぇよ? 意味あんの?
終始そんなんばっかり。
2時間中1時間は意味の無い映像で、残りの1時間のうち30分は殴り合い、斬りあい。
だったら30分でいーじゃねぇか。テレビでやれ、バカ。
評価:0/6 ☆☆☆☆☆☆ 寸評:笑うに笑えない、どうやっても食えない映画。
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