なんというかまぁ、醜聞には事欠かない読売ですが。
これも「よくもまぁまたおめおめと」という類のニュースですなぁ。ナベツネがテレビに堂々と「(原を戻すのは)最初から予定通り。2、3年したらまた監督にするから外を見て勉強して来いと言っていた。それを実行したまで」などとえらそうにのたまっておりますが、ほんの一ヶ月前まで「星野さんはすばらしい監督」とか言って正式に監督就任を依頼してたじゃねぇかよ。舌の根も乾かぬうちにとはこのことだろ。
原としちゃ勝ったと思ってるんでしょう。だって原の頃の戦力よりもさらに補強しておいて5位だからね。ホント笑っちゃいます。しかしまぁチームにおける監督・コーチの重要さというのをひしひしと感じるここ数年ですわ。
よくスポーツニュースとかで「原監督にはじっくり1年かけてチームを立て直して、2年後の優勝を目指して欲しい」などという意見を聞くが、それはおそらく慎重すぎる意見だろう。俺は、来年巨人が優勝争いに絡んでくるのは間違いないと思う。理由は次の通り。
1. 原監督は過去にも就任1年目で優勝の経験がある。
2. 巨人の現有戦力は十分に強い。
3. 若手も十分に揃っており、また原は若手とベテランのバランスを取りながら優勝した実績がある。
4. (まだ正式発表はないが)尾花投手コーチの就任により投手力が飛躍的に上昇する。
広島に原監督と尾花投手コーチが欲しいぐらいだよ、ほんとに。
ちなみに「時間をかけて選手を育てる」というのは、野村克也(楽天の監督に決まったんだっけ?)が抜群にうまいと思う。ヤクルトを3年かけて優勝させ、阪神を3年かけて優勝できる状態までチームを作り上げた(実際はサッチーがらみで辞任して、翌年星野監督で阪神優勝)。
しかし野村は自分の理論があり、自分の理論に当てはまらない選手は絶対に使わない(ヤクルト時代の苫篠、阪神の今岡、坪井)。地味な役者の役回りに特に厳しいというイメージがある。いわゆる「監督主導型」のチーム作りをする監督だと思う。
それに反して原や星野は「選手主導型」のチーム作りができる監督なのではないだろうかと感じる。なぜこのスタメンなのか、なぜこの作戦なのか、なぜこの投手なのか、その「なぜ」の理論が一貫しており、さらに結果が付いてくる。選手も監督のやり方を信頼するという関係が結ばれる。また「理由ある起用」のため、選手達はパフォーマンスがよければ試合に使ってもらえることがわかり、若手は見せ場を作るために必死になる。それがよい循環を作っているといえる。
近年の監督は、型にハメていく監督主導で優勝まで導けるパターンは少ない。というか野村を除くと他に誰も思いつかない。広岡まで遡らないとたぶん無理。しかも広岡はロッテGMとして失敗している。簡単に言うと、もうそういう野球は流行らないのだ。また、監督に絶対的な知識と能力、そしてカンがないと成り立たない。堀内はこのパターンで失敗をこいた一人だ。無能なくせに監督主導。これが一番タチが悪い。そりゃローズもキレるっちゅーの。
もともと兵力は揃っている巨人であるからして、そういった選手主導式の野球をしたら、それはそれは強いだろう。上原とかまた15勝しちゃうと思う。尾花だし。いやだなぁ~。まぁでもセリーグも広島を除いた5球団はチーム力が拮抗しているし、なかなか楽しいシーズンになりそうですな。ヤクルトはちょっと弱いかも。
来期成績予想
1位 中日
2位 巨人
3位 横浜
4位 阪神
5位 ヤクルト
6位 広島
ってなところでしょうかね。というか俺はどこファンなんだまったく……。
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