今日は有馬記念、テレビで見ていたわけですが、無敗の三冠馬ディープインパクトが差しきれず2着に敗れるという結果に終わったわけです。
レース前から「ルドルフでも古馬初対戦では負けてるんだから、ディープだって万全とは言えない」と言っていたわけだが、まぁその通りの結果になってしまって残念というか、歴史は繰り返すというか……。
しかも勝ったのがハーツクライというのが、なんというか微妙さを醸し出している。JCであれだけ激しい競馬をしておきながら、有馬記念でもしっかり勝敗に顔出してくるのは体質的にもかなり優れている証拠ではあるが、あんな勝ちきれない馬がうっかり勝ってしまうと、どうにも締まりのない一年の終わりという気がしてしまう。タップダンスシチーかコスモバルクあたりに勝ってもらえれば、かなりいいストーリーだったのだが。
まぁでも古馬初対戦で敗れるのは仕方が無いと俺は思う。いつものようなレース運びができないというのもあるし、レース道中にずっと横に牝馬のヘブンリーロマンスがいたというのもデビュー以来初のことだろう。中山もきっと合わないのだろう。
ディープにとっては、あまりプラス材料がないレースだった以上、負けても仕方が無い。もっとも、こういった「なにもプラス材料がない」というレースで勝ってこそのスーパーホース、感動を呼ぶレースとなるわけだが、ディープの強さはそこまでの伝説的なものではなく、きわめて理論的な勝利の結果の積み重ねでしかなかったというわけだ。シックスセンスが香港で2着していることから、世代が弱いというわけではないと思いたいが、かといって強い世代というわけでもないし、運のいい馬という方が適切なのだろう。
ディープの評価は、有馬記念を境に落ちるだろうが、それは「伝説級」という評価から「日本最強級」というところにランクダウンしたに過ぎず、今後も日本競馬はディープインパクトを中心に展開することと思う。
まぁ来年の天皇賞春と宝塚記念、そのへんが正念場でしょう。
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