今政見放送を見てるんだけど、やっぱり共産党志位は頭がいいなー。
だいぶ昔に選挙のキャッチコピーとして「確かな野党が必要です」というのを打ったが、この路線を今も継続している様子。かつて孤高のイデオロギー集団を気取っていた頃とは違うのかなと思わせる。
今回のテーマは「建設的野党」だそうで。
共産党の言ってることは基本的に間違ってなくて、確かに建設的で前向きな提案も多い。今回に限らず前々からそうだった。
ただし憲法9条と国防に関連した部分については、共産党としては絶対に譲れない部分。その姿勢は崩してない。
そもそも共産主義は、大雑把に言えば100年前から以下の流れを目指す主義。といっても詳しくないけど。
(1)十分に発達した資本主義社会 → (2)独裁的共産主義社会 → (3)民主的共産主義社会
このうち、(1)から(2)への変革は「革命的転機」のきっかけとして暴力革命が許容される。
ま、つまり革命がしたいってのが根本にあったんだから、日本の国防力を強める政策を支持できるはずがない。その流れを汲んでいる以上、既存支持者を捨てないためにも根本を為すこの政策の放棄は今後ずっとできまい。
共産党の立場から考えると、今が十分に現実的路線だと思われる。
まぁそれでも既存のイメージ(安保闘争などの頃バリバリにテロをしまくっていたから)もあるし、国防に関する姿勢もあるし、幅広く支持を集めることはできないだろう。
議席は、良くて現状維持、反自民票を民主に吸われて議席大幅減が現実的未来の姿だろう。
私には、それが悲しいワケです。
民主党に入れるぐらいだったら共産党に入れる方が、よっぽど日本のためになると俺は思うんだけどなぁ。といっても共産党に単独過半数とか持たれても困るけど。日米同盟破棄とか、今更社会主義への筋道つけられたらかなわんしな。
で、結局なにが言いたいかというと、小選挙区ってダメだよな、ってこと。
俺みたいに「民主に入れるぐらいなら共産入れるわ」って人がいたとしても、小選挙区ではその声はすべて無視されて死に票になる。
前回の郵政選挙でもそうだけど、雰囲気に流されて圧倒的大差がつきやすい小選挙区制はダメだよ。日本に合わない。
中選挙区の方が、まだ幅広い声が届くんじゃないかねぇ。泡沫的な小規模政党とか、別にあってもいいじゃない。ねぇ。
さてさて、民主党政権になったときに外国人参政権と人権擁護法はどうなるんでしょうなぁ……。こればっかりは民主党内にどれぐらいマトモな人間がいるかによって決まるんだろうが。
今のところの勝手な予想では、通しきれんと思うんだけど……。
やっぱり特定の人々に不利な情報を発信する人間を縛ろうと、そういう警察国家の第一歩みたいな法はよろしくない。それがましてや外患を誘致するような法となればなおさら……。ねぇ。
通せませんように!
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