やってますか? Cities: Skylines。
簡単に言うと、街づくりシミュレーションゲーム(つまりシムシティ)ですよ。ね。知ってると思うけどね。
これが Steam で \3,000 というお値打ち価格で売っているという事実。
買わないという選択肢は、人類に残されておりません。
まぁゲームの紹介はさておき。
この Cities: Skylines (以下 C:SL) は、えぇ、断言しましょう、有史以来最高のゲームです。いやゲームの枠を超えている可能性すら。あのダ・ヴィンチやミケランジェロですら到達できなかった領域を、芸術的に描き出していると言ってもいいでしょう。
さてそのベートベンもバッハも到達できなかった領域って何かというと「人間の日常生活が、一番美しい」ということ。
あれ、なんかちょっと哲学的。納得しそうになる。でもそれならミレーの「落穂ひろい」ってソレなんじゃねぇの。それ以外にもたくさん……
はい、大ぶろしきを広げるのはやめましょう。ね。
あらためて C:SL の話に戻りますけども。
3/11 01:00 (JST) の発売からはや二週間以上が経過したわけですけども。
えぇ、毎日やってます。自分の時間はすべてこれに費やしています。発売から 16 日でプレイ時間が 88 時間! アホですね~。なんですか? なにかあなたの人生に寄与するんですか?
いえいえこのゲームは有史以来最高のゲームで、ドストエフスキーやトルストイですら……
あ、そういう話でしたっけ? そういう話の流れでしたっけ?
もう終わった話でしょ、それは。ね。
まぁ一日平均で 5.5 時間プレイしているわけです。しょうがないね、このゲーム気が付くとすぐ2時間経ってるからね。
何がそこまで私を惹きつけるのか。
決してゲームバランスがいいとか勝利の味が格別とか、そういう類の「美味」ではないんですよ。
バランスで言ったら、はっきりいってこのゲームは難易度ガバガバです。税収は多すぎて金が尽きることはまず無いし、街づくりで一番の障害となる渋滞が発生したところで別に放っておいても街は拡大させていける。
勝敗に至っては、このゲームに勝敗など存在しない。どんだけうまくやっても、得られるものは「人口が増えました」という結果だけ。
そんなゲームの何にハマるのか。
それは「うまいこと運営できている」という満足感を得られる、その一点。
本当は SimCity4 DX のように「適当にやっていると、いつか壁にぶつかって、それを超えられたのはスゴい」みたいな、単に人口を増やせるだけでえらい!みたいなバランスがゲームデザイン的にも優秀なんだと思うけども。
でもこの「うまく運営できている」の本質はゲームバランスがいいから味わえているのではなくて、「いかに住民からの苦情を解決しつつやりくりできるか」であるわけ。
で、この C:SL における一番の難題が「交通渋滞をいかになくすか」なわけ。
何も考えないと、このゲームはすぐに渋滞する。あまりにひどいと、渋滞が街を殺す。
で、一部ひどいところがあっても他で税収的な穴埋めができてればあまり気にしなくても先に進めちゃう。
でもそこを放置して先に進んだところで「うまく運営できてる」という達成感は得られない(ただ地区を埋めてる作業してるだけになっちゃう)。
え?みんなそうでしょ? ……違うのかもしれないけど。まぁこういう僕みたいなタイプの人間が、このゲームにハマるタイプの人間ってことなんだね。
でね、やっぱ達成感を得るために渋滞対策を打つわけですよ。
う~ん、渋滞がひどい…… |
この車はどこからやってきているんだ? なるほど、工業地帯から商業地帯に向けて商品を運んでいるのか。であればバイパスを作ってアクセスをよくしてやることで解消できるな……あれ、意外とうまくいかない、なんでだ。あー、せっかく作ったバイパスなのに、到着地点の交差点で混んじゃってるよ……ってことはここを交差点にならないように改造して……
なんて具合に、一つの問題に対処しようとすると次から次へと別の問題が出てきて、それらをすべてひっくるめて円滑に運用するための対策を求められるのよ。
結果的に町中道路だらけになって見た目が気に入らなかったりする。
そしたら、またなんでだ?と考える。
この道路必要か?なんつって取っ払ってみて。そしたら大渋滞ひきおこしたりして。いかんいかん、これ消しちゃダメやん……なんつってもとに戻して。
そういうのの繰り返し。
でね、そういう試行錯誤なり、よーくよく考えて「よし、こうすれば絶対完璧!」って道を作ったりして渋滞が解消するとね、これ以上ない喜び、恍惚、エンドルフィン、キソロイシンにあふれるわけですね、ハイ。
なんてスッキリ!(うっとり……) |
そんな僕が、プレイ配信をしながら作った街を少し見て行ってもらいたいんですよ、ええ。このゲーム、自己満足ゲーだからさ。誰かに「みてみて!すごいでしょ!」って言ってまわらないとみてくれないからさ。んで「すごいね」って言われると「でそでそ~(にんまり)」ってなるやつね。
2015/03/14 時点 |
2015/03/22 時点 |
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この街作りながら、どういうコンセプトでいこうかなって思ったんだけどさ。基本的に日本人的な思考回路で街を作っているので、まず「鉄道ありき」で街を作ることにしたんす。
で、実際にまず鉄道を引いてみて、駅周辺をそれぞれ発展させていくとね、全体図が実に日本的になるの。右側通行だし、外国のゲームだから建物のデザインだってちっとも日本的ではないのにもかかわらず。
配信を見てくれた外人さんも「おー、日本っぽいねー」なんて言ってくれたりしてね。なるほど、そういうもんかと言われて思った。別にそこまで意識してなかったからさ。
やっぱ「鉄道を中心とした街並み」ってのは、とっても日本的な事なんだねって思った。
あ、そうそう、このゲームは MOD も大変充実していて、発売二週間で2万を超える MOD が steam workshop にアップロードされているんだよね。
その中にはとっても便利だったり、とっても見た目が良くなったりするものがあって「入れたいなぁ」とは思っているんだけど、でも最初の街はずっと No MOD で行こうかなと。
MOD ありで 20万人です、30万人ですー、渋滞が全然ないんですー、って言ってもさ、なんていうかインパクトに欠けるっていうか。
「え、どうせアレとかコレとか入れてるんでしょ?」みたいな。
一旦説明しないといけないじゃん。コレとコレしか入れてないんだよ、ってさ。
それならインパクトが大事だから「without MOD」でスパっと分かりやすくいこうじゃないかとね。
とまぁそんな感じ。
最初の街は、とりあえず 20万人ぐらいまでやったら MOD いれていこうかなぁ。それともマップびっしり埋めるまでやろうかしら。
でも難易度上昇 MOD 興味あるんだよな~。
その辺は、今後悩んでくってことで。
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