Firefox で「接続中止: 潜在的なセキュリティ問題」のエラーが出た時の対処法

Firefox でwebページが見られない

僕がメインで使っているブラウザは Firefox なんだけども。
ある日突然に Firefox で web ページに接続できなくなったんだよ！

Firefox のバージョンアップを契機に現象が発生したように見えたのだけど、エラー内容を検索しても全然原因らしきものが見つからない。
弱り果てた僕は一時 Firefox 使うのを諦めていたのだけれど、ようやく解決したので記念に書いておこうかなと。

出るエラーは SEC_ERROR_UNKNOWN_ISSUER

たとえば Gmail を開こうとすると、以下のようなエラー画面が表示されてしまう。

「接続中止: 潜在的なセキュリティ問題」

「接続中止: 潜在的なセキュリティ問題」と題されたエラーページから先に進めない。
証明書の問題でよくある「詳細情報」を押したらその先で「危険性を承知で先に進む」的なボタンが出てくるヤツもできないの。「詳細情報」を押しても、ただエラーの詳細が表示されるだけなんだな～。
Gmail だけではなく、ほぼすべての Web サイトが閲覧できない状態になる。こりゃ大変困るワケで。

でもこのエラーの日本語や SEC_ERROR_UNKNOWN_ISSUER で検索しても有用な情報が出てこなかったので頭を抱えてしまった。

※エラーメッセージは Firefox 66 現在のモノなので、将来また変わるかもしれない。けど、しばらく変わらないだろ、たぶん。

Firefox 66 でのスクショですよ

原因はカスペルスキー

先に原因を言っちゃうと、このエラーはカスペルスキーと Firefox の組み合わせで引き起こされている。
どうしてそれに気づいたかっていうと、たまたま。設定を開いてたら「 Firefox の証明書ってコレが原因じゃねーの？」って思ってイジって試してみたら正解だったという。
というわけで、対処法はカスペルスキーの設定をいじるだけ。

対処法

この対処法は「カスペルスキー インターネット セキュリティ」（2018年発売バージョン）ユーザー向け。

「カスペルスキー インターネット セキュリティ」での操作説明ですよ

カスペルスキー2016や2017だとこの手順は設定内に存在せず、手動で証明書をインストールするという手順が必要らしい。
詳しくは「カスペルスキー　Firefox」とでもググってくださいな。僕はもう手元にそのバージョン残っておらず分からんので。

設定を変更する

「カスペルスキー インターネット セキュリティ」（2018年発売バージョン）では、以下のように設定するだけで OK でした。

設定アイコンをクリックして

詳細＞ネットワーク　の順に選択

「Mozilla製品内で保護された通信をスキャンする」のチェックを外す

同じトラブルに見舞われた人は参考にしてみてね。
僕はエラーメッセージを検索しても全くひっかからなくて困ったので、このページが少しでも誰かの検索に引っ掛かるように何度も書いといた。

運が良いんだか悪いんだか……

カスペルスキーを使っているとFirefoxでwebが見えなくなるというのは、実は何年も前から発生していたらしい。
僕はそんな事なかったのだけどなぁ……。

ま、つまりこのトラブルは昔から存在していたんだよね。だけどたまたま僕は遭遇しなかったワケだ。運がいいね。
だけどトラブルに出会っていた人はwebで検索すれば対処法がすぐに見つかる状態だったんだよね。だからその人らは、すでに対処済みってこと。

さてはて、今日ついに僕がトラブった時に検索してみると、なんと画面に表示されるエラーメッセージが昔と変わっていたというね。
だからweb検索に対処法が引っかからないんだよ。で、解決法が分からないから泣いていたってワケで……。
運が良いんだか悪いんだかよく分からないわ。

ちなみに昔のエラーメッセージは「安全な接続ではありません」。 Firefox 66 で出てくるエラーメッセージと全然違うやんけ……。

トラブったけど別にカスペルスキーが悪いわけじゃないし

そもそも「トラブル」って書いてるけど、 HTTPS 通信内でもスキャンしようとしているからこそ発生するものであって、カスペルスキーが悪いわけじゃないんだよ。
むしろセキュリティソフトに求める検出精度と実行速度を考慮すると、積極的にカスペルスキー選んじゃうなぁ。個人的には。
僕はカスペルスキー使いづつけて、もうかれこれ 7 年ぐらいになるかなぁ。セキュリティソフトとしては性能いい方だと思うんで、オススメですよ、ハイ。