寸評
ほし ★★★☆☆ (3/5)
深いことは考えない。キアヌ・リーヴスは伝説的な殺し屋だ。そして、とにかくスタイリッシュにバリバリと悪人を殺す。
ただただ 1 時間半ソレを見続ければ良い。気分がスカッとしたかい? それはこの映画のすべてだよ。
深いことは考えない。キアヌ・リーヴスは伝説的な殺し屋だ。そして、とにかくスタイリッシュにバリバリと悪人を殺す。
ただただ 1 時間半ソレを見続ければ良い。気分がスカッとしたかい? それはこの映画のすべてだよ。
爽快なガン・アクションだけを観る映画
キアヌ・リーヴスはカッコいい。「マトリックス」も最高にカッコよかった。「マトリックス」のカンフーアクションがちょっとショボくても、すべてをひっくり返すカッコよさがあったよね。そんなキアヌ・リーヴスが、伝説的な殺し屋となって、悪人をバッタバッタと殺しまくる、ただそれだけの映画。それが「ジョン・ウィック」。
簡単に言えば「スタイリッシュ水戸黄門」
キアヌ・リーヴスが演じるのが、主役のジョン・ウィック。このジョン・ウィックは、伝説的な殺し屋だ。
どういう背景があって伝説的な力を手に入れたかは、映画の中では語られない。
また、どのような伝説的な殺しをしたかも、映画の中では語り部が語るだけだ。回想シーンも無いし、具体的にどういう防御を、どういう手段でかいくぐって殺したかも語られない。
だが、それでいい。
誰もそんな合理性求めてない、この映画に。とにかくジョン・ウィックは伝説的な殺し屋なんだよ。いいかい。伝説的な、殺し屋なんだ。
理由は要らない。
なぜジョン・ウィックが攻撃されたのか。いくらなんでも、そんなくだらない理由で家まで突き止めて襲いかかるアホはいないんじゃないのか。そして、そこまでやったんなら、いっそ殺すんじゃないのか。
なぜマフィアはジョン・ウィックを狙撃しないのか。近接戦闘なら絶対に勝てないと知っているのに、なぜ最善を尽くさないのか。
なぜマフィアは、勝てないと知っていながら逃げないのか。
いったいジョン・ウィックは、何発の弾丸をストックしているのか。
待て待て、なに合理的な考え方しようとしているんだよ。
そういう事じゃないんだよ。何が正しいか、どうあるべきかなんて小難しいことを考えてはいけない。
勧善懲悪ストーリーで、ジョン・ウィックが「悪者」をカッコいいガンアクションで殺しまくる。そう、それでいい……。
「ジョン・ウィックさん、懲らしめてやりなさい」の掛け声とともに襲いかかるジョン・ウィック。的確に頭に 2 発ブチこんで確実に死に誘う。
スタイリッシュ・ガンアクション版の水戸黄門と言っても差し支えないだろう。
キアヌ・リーヴスがカッコよければすべて良し
映画「リベリオン」における「ガン=カタ」のように、この映画でもキアヌ・リーヴスが銃+カンフーの「ガンフー」を全面に押し出してカッチョいいアクションをするワケですよ。とにかく、それがカッコよきゃいいじゃないっスか。ねぇ。
間違いなくカッコいいよ。実際の警察官のボディカメラ映像みたいに、両手で拳銃を持って、胸の前で合掌するようなスタイルでの室内銃撃戦なんてやっちゃってさ。すごい良いよね。
キアヌ・リーヴスが銃撃戦して、その所作一つ一つがスパッ!と決まってさ。
すごいイカしてる。
それだけ。本当にそれだけの映画。マジで余計なことを何も考えなくていい。
バンバン! バリバリ! 全員殺してフゥーッ! スカッとした!
ふとした瞬間、こういう何も頭使わない映画みたくなるよね。
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