何を隠そう、長年南紀に通ってます
「何を隠そう!」とか大げさに見出しつけているけれど、本当は別に隠してない。毎年和歌山行くたびに twitter で「和歌山行きます!」とか書いてるし。なんかほら、書きたくなるもんなんだって。「何を隠そう!」ってさ。取っておきですよ! ってニュアンスを含めたくなってさ。人の弱い心がそうさせるんだよ。
だから、そこは、受け入れて。言葉のままに。人の弱った心に追い打ちして、何が楽しいんだ!
……まぁそれはさておきだよ。このまま本題に帰って来れなくなっちゃうよ。
魅力的な南紀の東側
ここ15年ぐらい、わたくしは毎年南紀に行っているんですよね。ま、南紀といっても東側しか行ってないんだけど。この南紀東側に楽しいスポットがたくさんあるので、自己顕示欲が求めるままに書き出していこうと、まぁそういう趣向でございます。
西側は南紀白浜空港もあるしさ、白浜温泉、有田みかんやら、みなべの梅干しやら、有名観光スポットや有名な名物、いっぱいあるよね。それと同じぐらい東側も魅力的なんよ。
というわけで、今回はまず「食」について。「観光スポット」については次回ね。一気に全部書こうとすると大変だからさ。
意外と「南紀ならでは」って食べ物があるんだよねぇ。早速紹介しちゃうぞー。
オススメグルメ 5 選
というわけで、地元ならではのオススメグルメを 5 点紹介ね。めはり寿司
筆頭で紹介したいのは、この「めはり寿司」。そもそも聞いたことある? めはり寿司って。どういう食べ物かって Wikipedia で調べてみると
って事らしい。
高菜の浅漬けの葉でくるんだ弁当用のおにぎり めはりずし | wikipedia
簡単に言えば「はっぱで包んだおにぎり」なんだよね。
「うわ、なんか美味しくなさそう」
うんうん、そんな声が聞こえてきそう。その心配はごもっとも。だけど心配御無用。
高菜を醤油だれに漬け込んで、それを米にピッタリと巻きつけるんだよ。これをガブリと同時に咀嚼すると、もう何とも言えないマッチング。もはや高菜のことを「葉っぱ」なんて思わないだろうよ。
で、このめはり寿司、熊野~串本あたりでは普通にスーパーで売ってたりするんだけど、さすがにそれが絶品ってワケじゃない。そこら中にある「オークワ」で最高のものを手に入れようなんてのは、さすがに虫が良すぎる話。
私の一番のオススメは那智勝浦のこちらのお店。
おじいちゃんとおばあちゃん 2 人でやってるお店なので、ホームページも無いけれども。めはり寿司は美味しいし、揚げ物も刺し身もおいしい。
コロナの影響で夕方~夜はやってなかったりもするのだけれど、公式の最新情報を仕入れるのは極めて困難。ま、仕方ないよね。昼ならやっているっぽいのだけど、確かなことは何も言えないね。
さんま寿司
寿司繋がりでもう一点。今度は「秋刀魚寿司」ね。これも聞いたこと無い人が多いかと思うので wikipedia で調べてみよう。
関西で「寿司」といったら押し寿司ってイメージがあると思うんだよね。その押し寿司界の中でも、この秋刀魚寿司はかなり上位に食い込むと思うんだよ。
秋刀魚を開きにし、軽く塩漬けする。秋刀魚が一本丸ごと入る長方形の枠の中に酢飯を入れ、その上に開きにした秋刀魚を頭を付けたままのせて押した物で、押し寿司の一種である。 秋刀魚寿司 | wikipedia
ちょっと甘めの酢飯に、塩漬けした秋刀魚が乗っかって、かなりバランスが良い味になってんだよね。
見た目も秋刀魚がまるごと一本どーん! と存在感があって、その見た目も面白い。
私のオススメ秋刀魚寿司は、新宮のこちら。
塩漬けの秋刀魚なのにふっくらとした食感があって良いよ。
ここはちゃんと通販やってるんで、ぜひとも買って食べてみて。
リンク
串本饅頭
甘味もね、大事だよね。というわけで南紀の歴史あるお店「うすかわ饅頭 儀平」を書いておこうかなと。
なんでも明治 26 年創業らしい。西暦だと 1893 年。 128 年だよ、すごいじゃん。それだけ広く愛される味ってことよね。実際ここの薄皮饅頭はおいしい。あんこが甘すぎないので、後引くんだよねぇ。
儀平は amazon では通販してないみたい。楽天のみ。
あと、儀平の中では扱いが大きくないけれど「かりんと饅頭」もオススメ。
元々は 2000 年代初頭に福島県の菓子店発祥らしいけれど、甘すぎない儀平のあんこと、揚げ饅頭の相性がバツグンなんだよね。
こっちは公式サイトからじゃないと買えないみたい。
ゆずゼリー
甘味繋がりで、今度は洋風に。古座川のゆずゼリー、これぜひ一度食べてほしいんだよなぁ。通販は公式サイトでだけ行っているみたい。
少し固めの食感に、たっぷりとゆず果汁。もうね、パックの蓋を開けた瞬間から部屋に広がるんだよ、柚子の香りがね。
口に入れたら、当然鼻まで香りが抜けてくる。
そして食感が固めであるがゆえに、食べた後に残る満足感。ちゃんと「食べたな」って感じが残るんだよねぇ。
大人がおやつに食べるのにピッタリ。柑橘系が好きな人にはぜひ食べてもらいたいわ。
梅干し
和歌山といったら梅干し。紀州といったら南高梅。連想ゲームで「和歌山」って言ったら 70% は「梅干し!」と答えるでしょうよ。
それぐらいベタよね。ベタなんだけど、やはり美味しい梅干しを食べたいなら和歌山産。こればっかりは揺るがない。
でも和歌山産だからって美味しいとは限らない。
やはり地元向けの丁寧に作った物の方が圧倒的にうまい。そんな美味しい地元向け梅干しを 1 つ挙げとこうかなと。
この農園、本業は柚子のようで、通販サイトでは柚子を売ってる。
でも古座駅横の古座観光協会など、現地の限られた場所では新屋農園の梅干しが売ってるんだよね。ここの梅干しがうまいんだよ。
長い間和歌山に通ってるので、一応和歌山の梅干しをチラホラ買ったりはしているんだけど、ここの梅干しが 1 番うまい。
なんか最近の梅干しって甘くするじゃん。はちみつ入れたり水飴入れたりさぁ。
でも、この「新屋農園」の梅干しは、ちゃんと昔ながらの味で作ってる。すっぱい。すごく酸っぱい。
でも、この方がうまいんだよなぁ。
南紀はおいしい物が多い
南紀の食、名物って言われたら他にも「那智勝浦のマグロ」とか「太地のクジラ」とか、そういう全国区の超有名なものも多いよね。それも一緒に書いてもよかったんだけど、今回は「地元密着型」のおいしい物紹介をしてみたのよ。もし南紀を訪れたら、ここで紹介したグルメをぜひ食べに行ってみてください。
あー、今年はコロナの影響で「めはり寿司二代目」やってなかったんだよなぁ。また食べたいなぁ。どうか閉店せずに来年またやって欲しいな。
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